2008年3月20日木曜日

ジランちゃんの小学校のみなさんの応援

12月9日提出の上申書に対し、法務省・入管からの返事がないまま、2月5日の弁論予定日は延期され、2月14日の仮放免更新も前回までと変わらず淡々と終わってしまいました。これをうけた2月17日の支援者会議で、今われわれにできることは何か?を話し合った結果、すでにあらゆる手段・方面に訴えてきたが、残るはジランちゃんの小学校の先生および友達・保護者への支援の依頼である、との結論に達しました。ベルトランさんによると、以前担任や校長先生に支援への協力をお願いしたことがあったが、あまり前向きな返事が得られなかったため、「学校関係の人たちにお願いするのは難しい」とあきらめていたとのこと。それでももう一度、学校でのジランちゃんをよく知る人たちに、彼女の置かれている状況を説明し、所属する学校や地域の支援の重要さを訴え、頼みの綱であることを分かってもらおうということになりました。

その後、ベルトランさんから紹介された、「一番仲良しのお母さん」Kさんと、何度か打ち合わせを重ねました。Kさんは、お子さんがジランちゃんと幼稚園の頃からのお友達で、親しいだけでなく、ジランちゃん一家の置かれている状況を大変よく理解し、深く共感してくださいました。そして、校長・担任および有力な役員のお母さん達に相談し、学校で支援活動できるようお願いすると言ってくださいました。数日後、Kさんからご報告があり、先生方は、「学校として支援協力するのは難しい」との立場を変えられないとのことでしたが、お母さん方は概ね協力的で、「ジランちゃんのために私たちにできるかぎりのことをやりましょう!」と動き出してくれたそうです。とはいえ、学校内での活動は許可がえられなかったため、3月5日放課後のPTA総会に出席のため来校する保護者たちに、校門前で封筒に入れたリーフレット・請願書・新聞記事・子ども用「ほうむだいじんへのてがみ」用紙・保護者宛同左依頼書を、配布する、という方法をとりました。この「ほうむだいじんへのてがみ」用紙は、ジランちゃん大好きの娘(6歳)が作成したものに、保護者への説明・依頼書を添付し、Kさんへ送付しました。Kさんの強いご希望で、書類は全て100部ずつコピーしてくださり、封筒もご提供くださいました。

多大なご尽力への感謝を伝えた私に、Kさんが言ってくださった言葉です:
「私たちは、ジランちゃんを助けようとしてはいるのだけれど、本当はそのことで、私たちのほうがとても大切なものを与えてもらっている気がします。」
Kさんは相当すごい人だ!と感心したのと同時に、こんなすごい”ママ友”をもつジランちゃんママのすごさに頭が下がりました・・・。

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