2008年2月15日金曜日

バレンタインデー入管出頭

昨日2月14日10時、タスクンさんベルトランさんは、仮放免更新のため東京入国管理局へ出頭しました。裁判長の示唆した「話し合い解決の勧め」を受け、何らかの前進が見られるのか否か・・・本人たちはもちろん、支援者たちも期待と不安でいっぱいでした。阿蘇代表と百人町教会のみなさん、河合塾コスモ卒業の大学生、先日のICU大学でのタスクンさんの話を聴き駆けつけた大学生、KAFINのOさんら計15名程が、応援のため同行しました。一同は、品川駅よりバスだったようですが、私たちは、りんかい線天王洲アイル駅より歩いて行きました。近づいてくると、倉庫群の間から濃い灰色のX形のビルが姿を現します。正面玄関前には、すでに出頭前のタスクンさんたちへのインタビューを済ませた、新聞・TV等のマスコミ6~7社が、待機していました。中へ入りエレベーターで6階へ上り、審判部門へ。ちょうど10時頃になっていました。タスクンさんらの姿が見当たらず、少し焦って廊下を右往左往していると、ドアガラス越しに見つけたのか、タスクンさんが部屋から出てきてくれました。すでに必要書類を提出し、審査結果を待っているところでした。表面上はいつもどおりの明るい笑顔のタスクンさん。そして、入れ替わりに出てきてくれたベルトランさんは、不安な日々を過ごし少し疲れた様子でした。12月9日に弁護団が上申書を提出して以来、2ヶ月以上入管からの回答が無いまま、どんな思いで過ごしたのでしょうか。そして10時20分頃、タスクンさんが呼ばれ、係員からいつもどおり2ヶ月の仮放免延長が告げられあっけなく終了。すぐにタスクンさんが携帯で濱野弁護士に報告。「今日何か前進があるかもと思ったが・・・」と落胆の本人・支援者たちに、「ちゃんと一歩ずつ進んでいるから大丈夫。」と濱野弁護士。エレベーターで1階ロビーに戻ると、待ち構えていた支援者たちに囲まれる。「せっかくみなさんに一緒に来ていただいたのに・・・」と涙ぐむベルトランさん。二人はひき続き、寒風の中建物外でのマスコミの撮影・取材に応じる。興味を持ってくれる記者も増えてきたようだが、ぜひとももっともっと多くの人々がこの問題に関心を持つよう、良質な記事や報道をと、切に願います。次回の口頭弁論が4月10日、その直後の4月14日が次回出頭日となりました。この期間、裁判長の事実上の和解勧告にも関わらず、入管が回答を引き延ばせば引き伸ばすほど、より多くの人々がジランちゃん一家に対して共感を寄せ、また我々が支援の輪をさらに大きく広げてゆくことになるのは、たしかです。今週末17日(日)、百人町教会にて、支援者会議を行います。みなさんぜひ、ご参加下さい。

2008年2月14日木曜日

フォト・アルバムvol.6

               東京入国管理局ビル。

               落胆の表情が痛々しいタスクンさんベルトランさん。            

                  多国籍な人々が行き交う正面口。

               取材陣に囲まれるタスクンさんベルトランさん。