2007年11月8日木曜日

東京高裁控訴審第3回口頭弁論

本日13:30より、東京高等裁判所822号法廷にて、控訴審第3回口頭弁論が行われました。弁護団は、前回提出の法学者による国際人権条約の見地からの研究書をふまえ、弁護団としての意見書に、現在のトルコ南東部の危険性を示す報道記事を添付したものを提出していました。とはいえ弁護側も、これまでの経験から結審を予測していたところ、裁判長(民事第2部寺田裁判長、法務省出身)が、1回の控訴審で終わるのが普通の行政裁判において異例の、第4回口頭弁論の日時(2月5日(火)13:30)を定め、それまでに「控訴人は抜本的な措置を求めているのでしょうが、暫定的な解決策の可能性も含めて、被控訴人と話し合ってはどうか」と指示するという、異例中の異例であり、かつ期待の持てる結果となりました。弁護団長大橋毅氏によると、「正直、驚いた。今まで全く経験のない展開。それほどこの問題を、裁判官が慎重に審議してくれているのがわかる。その理由として、現在トルコ南東部での対クルド情勢が緊迫していることと、国際人権条約にかんがみ(ジランちゃんの権利等?)このケースの特殊性とを、考慮してくれている可能性が考えられる。」とのこと。この結果をうけ、裁判後弁護士会館にて、タスクンさんベルトランさんを囲み、弁護団と支える会とで今後の支援方針の相談。(1)12月頭めどに、いったん署名を集計しコピーをとり、提出準備する。(2)国会会期中(12月半ば)に、法務委員会の国会議員に取り上げてもらうよう、要請訪問する。(3)法務大臣に面会要請書を提出する。(4)2月5日多数の傍聴支援者を募る。の4つの具体的支援行動を展開していくことになりました。この会議中に、濱野弁護士が記者クラブに電話し、15:30より記者会見を開くことに。会見では、大橋弁護士、濱野弁護士が、今日の裁判の結果の説明を、タスクンさん、ベルトランさんが、トルコ情勢と家族一緒に日本で暮らしたい思いを、阿蘇代表が、市民の関心の高まりと署名協力活動について、話しました。特に、東京新聞と日テレが興味を持って詳しく取材していました。尚、12月9日(日)13:30より、百人町教会にて、大橋弁護士と一緒に作戦会議です。みなさん奮ってご参加ください!

2007年11月7日水曜日

フォト・アルバムvol.3


夕暮れの公園で元気いっぱい遊ぶジランちゃん♪。2007年11月3日撮影。

11・8東京高裁控訴審第3回口頭弁論おしらせ

明日11月8日(木)13時30分より、霞ヶ関、東京高等裁判所第822号法廷(前回と同じ場所)にて、ジランちゃん一家裁判の最終弁論が行われます。一人でも多くの方の、傍聴支援をどうぞよろしくお願いいたします!