2007年11月24日土曜日

川口国際フェスティバル・南北コリアと日本のともだち展

今日も、ジランちゃん一家は盛りだくさんな一日を過ごしました。タスクンさんは、午前中は公園清掃のボランティア、ベルトランさんとジランちゃんは朝から上野での集会で通訳お手伝い後、ママは更に別件の仕事をこなした後、みんなで川口駅前広場での国際フェスティバルに参加しました。KAFINとして、フィリピン料理(ビーフンやご飯料理)や工芸品を売るお店の出店と、ステージでの伝統舞踊の披露をしました。ミンダナオ島に住む少数民族・モロ民族(イスラム教徒)による手工芸品のビーズアクセサリーなどもありました。踊りの時身につけるというネックレスやブレスレットは、小さな鈴がいくつもついていて、動くたびにかわいらしい音がしました。ベルトランさんたちのダンスは、大きな美しい織物・マローンを使ったダンスと、にぎやかで躍動的なバンブーダンス。ジランちゃんも、「あれ、ママだよ~!」と嬉しそうに指差し、はしゃいでいました。隣のブースに、クルド・トルコ・ギリシャなどの地域でポピュラーな肉料理・ケバブが売っていて、みんなで食べました。ジランちゃんの大好物で、お肉ぎっしりの大きなサンドをママの分まで奪って2つもぺろりとたいらげていました。大変おいしかったですが、タスクンさんは、「これは味付けミルク使ってるな。本当はヨーグルトなんだよな。僕のほうがおいしく作れるな。」などと言っていました。
フェスティバル終了後、今度は浦和でやっていた、南北コリアと日本のともだち展を見に行きました。JVC(日本ボランティアセンター)が中心となり、年一回の開催を10年ほど続けているものだそうです。北朝鮮・韓国・在日・日本のそれぞれの子どもたちが、「私の大切な~」のタイトルで描いた絵を、それぞれの国で交換し展示・紹介するというもの。「ともだち」「おかあさん」「とけい」等のタイトルがあり、色使いなど少しずつ違ったりするのがとても新鮮で、それでいて、「たいせつなものって、なんだか同じだね」と、ほっとして嬉しくなるような・・・。すばらしい絵画展でした。朝鮮古楽器を使った、「アリラン」「リムジンガン」の合奏も聴けて、しみじみとしました。この子どもたちが創っていく未来に、たしかに希望が持てる気がしました。ジランちゃんは、太鼓の「ぷく」や「ちん」が気に入り、ドン、コン、チーン!と叩いて遊んで、その素朴な音色を楽しんでいました。