2008年3月25日火曜日

勝利!~在留特別許可取得~

今日15時30分頃、東京入国管理局2階審判部門にて、ジランちゃん一家は在留特別許可(定住者1年)を受け取りました。在留特別許可とは、個別的事情等に配慮し、法務大臣の裁量により与えられる資格(いわゆるビザ)のこと。鳩山法務大臣は、今朝閣議後の定例記者会見にて、裁判長の和解提案を受け「人道的配慮から」、ジランちゃん一家がバラバラに国外退去とならないよう在留特別許可を出す、と発表。タスクンさんと弁護士には、昼頃東京入国管理局より、15時に受け取りのため出頭するよう連絡が入り、阿蘇代表と支援者数名も同行しました。審判部門の室内へは、一家3人と濱野・松田弁護士が入室し、20分以上の書類作成作業を経て、無事3人が、それぞれの写真が添付された許可証を1枚ずつ取得し出てきました。

ジランちゃんにとっては、突然両親を連れ去られた怖い辛い思い出の場所の入管でしたが、濱野弁護士によると、許可証を受け取った瞬間、初めて笑顔を見せたということです。4年という長い歳月を、前例から考えると勝てる見込みの極めて薄い裁判であったにもかかわらず、人権を大事にする判決を求めて、ともに闘ってきた弁護士の一人である濱野先生も、その瞬間心からほっとしたそうです。一家と弁護団は15時45分頃から入管前で記者団からのインタビュー。タスクンさん「今日ももしかしたらだめかもと思っていたが、受け取れてやっと安心した」、ベルトランさん「夢みたい、日本の一市民として、より良い社会のために貢献したい」、ジランちゃん「すごくうれしい」。

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