2007年10月2日火曜日

東京高裁控訴審第2回口頭弁論

今日10時より、東京高等裁判所822号法廷で、控訴審第2審口頭弁論が行われました。弁護団(弁護団長:大橋毅弁護士)は、「『退去強制』問題と国際人権条約」と題する意見書を裁判所に提出し、このケースを、他国での類似判例も踏まえ、子どもの権利という観点から、退去強制という入管の要請を十分に制約できるものであるという見解を示しました。裁判長から、あと1回のみ弁論の機会(11月8日(木)1:30~)を与える旨話があり、10分ほどで閉廷しました。30余名もの傍聴者たちが、裁判の行方をじっと見守りました。あの10分間、支援者たちの心は、しっかりとジランちゃん一家とともにありました。今日来られなかった人、また署名で応援してくれている人なども含め、多くの人がこれを友人の問題として、また私たち日本人一人ひとりに関わる問題として受け止め、「ジランちゃん一家を見捨てないよ!」「人間らしい判決を望んでいるよ!」という思いで一つになっていたと思います。裁判後の弁護団を囲んでのミーティングでは、今後おそらく12月末~1月頭頃と予測される判決日をめどに、署名運動、賛同団体との連携、マスコミへの広報、議員への協力要請、法務省への請願等々、様々な形での支援活動の展開について話し合いました。判決まであとたったの2ヶ月。でももしかしたら、2ヶ月あったら何かができるかもしれない。1人が動けば、その周りで必ず何かが変わります。それぞれの米一粒、どんな芽が出るか一緒に試してみませんか!

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